「抜け毛が多くなる時期」があるというのをご存じですか?抜け毛が多くなる時期とそのメカニズム、多くなる原因とその対処法をまとめてご紹介します。
抜け毛が1年で最も増えるのは秋。春にも要注意
季節によって抜け毛が増える時期とそうでない時期があります。
抜け毛が増える季節とは
抜け毛が1年で最も増える季節は秋です。
次いで春。どちらも「季節の変わり目」という共通点があります。
「ヘアサイクルが乱れやすい時期」でもあり抜け毛が増えてしまうのです。
ただ、秋と春の抜け毛が自然脱毛と言えるので基本的には心配はありません。
髪のヘアサイクルにより抜け落ちるものなので、自然の摂理と思って深く考えこむ必要はありません。
秋に抜け毛が増える原因
紫外線や大量の汗、プールで使用される塩素、クーラーによる肌の乾燥など、夏の間の刺激や疲れが、秋に抜け毛が多い原因とされています。
夏バテや無理なダイエットによる栄養不足なども原因です。
春に抜け毛が増える原因
生活スタイルの変化などによる精神的なストレスなどが原因となっているようです。
新しい職場や学校、急激に変化した食生活など、環境の変化によりストレスを受けることでホルモンバランスが乱れ、頭皮の血行不良を引き起こします。
ヘアサイクルのメカニズムと抜け毛の量
抜け毛にはヘアサイクルというものが大きくが関係しています。1本の毛髪が成長し始めてから抜けるまでの周期をヘアサイクルと言います。
ヘアサイクルのメカニズム
毛母細胞が分裂して髪が伸びる期間が「成長期」。
その後、髪の成長がストップする「退行期」(2〜3週間)、「休止期」、そしてまた成長期に…という順番で繰り返されます。
このうち、成長期の期間が長ければ長いほど髪は成長すると言われており、健やかに太くなる傾向があるようです。
ちなみに、ヘアサイクルは1本1本異なり、同時にまとめて抜けることはないとされています。
逆に言えば、一度にごそっと抜け落ちたり、不自然な抜け毛がある場合には、専門のクリニックで専門医の診断を受けることをおすすめします。
診断の前には無料のカウンセリングもありますし、気軽に相談できます。
髪が1日に抜ける一般的な量
平均すると、1日に50〜100本程度は誰でも抜けます。
また、1年で一番抜け毛が多い季節は秋で1日に200〜300本に増加します。
最も抜け毛が少ない時期と比べるとその差は4倍以上になることも明らかになっています。
つまり、抜け毛というのは自然な生理現象であり、抜けた髪を見て必要以上に心配することはありません。
心配はストレスになり、蓄積すると血行不良にもつながり髪に悪影響を及ぼしかねません。
ただ、抜け毛の中に短い毛や細い毛が混じることが多くなるようでしたら、何かのサインかもしれません。
その際には無料のカウンセリングを受けるなど、まずはAGAの専門医の適正な判断を仰ぐようにしましょう。
抜け毛に対する対策
それでは季節によって増える抜け毛には、どのように対策していけば良いのでしょうか。
本格的に抜ける秋に向けて対策を
本格的に抜ける秋になる前、つまり夏の間のケアが大切になります。
秋になって抜け毛が多くなってから対策を施しても手遅れです。
例えば、帽子やUVスプレーなどで髪を紫外線から守ることが必要です。
海や山、プールなど強い日差しを浴びるシーンが多いと思いますので、なるべく帽子をかぶる習慣を身につけましょう。
また、シャンプーやマッサージによる頭皮ケア対策も必須です。
指の腹でやさしくマッサージするようにシャンプーし、また、シャンプーに関しては刺激の少ないアミノ酸系のシャンプーの使用をおすすめします。これらに加えて、規則正しい生活も重要です。
栄養バランスのとれた食生活やしっかりとした睡眠、運動不足の解消など、生活習慣もAGAに深く関わっているとされています。
こういう時は相談を
こういう場合は、一般的な季節性の抜け毛とは異なり薄毛などの可能性があるので専門機関に相談をしましょう。
- 短い期間に大量に抜ける
- 抜けやすい季節を過ぎても抜け続ける
- 短く細い毛が増えてきた
- 頭皮がみえてきた
- かゆみや湿疹など頭皮に異常がみられる
- 女性の場合は、産後や更年期などでホルモンバランスが崩れている可能性も
一般的な自然の摂理により抜け毛と、薄毛の可能性のある抜け毛の違いを見つけるのは困難です。
ただ、明らかに上記のような症状が頻繁に起こる場合には薄毛を疑う必要があるでしょう。
とはいえ心配することはありません。
専門医によるカウンセリングではしっかりとした原因の究明と適切な対処法をアドバイスしてくれます。
普段のお手入れや食生活など、生活習慣を改善することで良くなるのか、本格的にAGAの治療が必要なのかなど、個人で判断できない部分を専門家がしっかりとサポートしてくれます。