育毛剤の使用中は献血禁止?!知らないとマズいそのワケとは
せっかく献血をしようと思ったけど育毛剤を使っていることを理由に献血を拒否されてしまった。どうして頭部に関する育毛剤で献血に影響があるのか理解できない人も多いはず。
ところが献血に関する内容を詳しく調べていくと、血液と育毛剤に関する意外な関係が。その問題となる一部の育毛剤による影響とは?
育毛剤を使用していると献血できないって本当?
育毛医薬品の錠剤の中でもプロペシアを含む特定の3種の医薬品が対象。つまりそれ以外の育毛剤であれば、問題ないということが分かりました。育毛剤といってもいろんな種類があり、使用方法が多様化されている為に、献血をする意志がある場合は要チェックの項目ですね。
特に日本の育毛剤によく含まれているプロペシアを含んだ錠剤の使用は多いので、詳しく献血前に注意しておく必要がありそうです。
育毛剤を使っていると献血できない理由はこれ!
プロペシアに含まれているフィナステリドという成分は、育毛効果があると言われています。皮脂の分泌を減らすことで抜け毛を減らす作用が働くとのこと。
薄毛を進行させるAGAの原因はジヒドロテストステロン(DHT)によるものですが、このDHTを消す効果があるという成分。薄毛にはぜひ使っておきたいフィナステリドですが、実は女性にとっては悪影響を与えるケースが報告されています。
AGAの男性ホルモン対策に効果があっても、女性の薄毛には効果がないだけでなく胎児に多大な影響を与えるリスクがあります。その為血液の供給はNGなんです。
どの育毛剤を使用していると献血できないの?
カナ名称 | 英語名 | 社名 |
---|---|---|
アボダート | AVODART | Glaxo Smith Kline社 |
プロペシア | PROPECIA | Merck社 |
プロスカー | PROSCAR | Merck社 |
また育毛剤としてプロペシアに並んで有名なミノキシジルがありますが、こちらは問題ありません。ミノキシジルにはフィナステリドを含んでいないので問題がないのですが、効果がプロペシアと違うのでぜひ把握しておいてください。
ミノキシジルの効果は血管拡張薬。つまり頭皮の血流を良くすることが目的とされていますので、プロペシアとの違いを知っておきましょう。
献血をするためには、どれくらい育毛剤の使用を中止すればいいの?
- アボダートは6ヶ月間。
- プロペシアとプロスカーは1ヶ月間。
安心してどちらも進めるためには、フィナステリドを含まないミノキシジルを中心とした育毛剤に変えるのがベター。AGAの治療で専門外来に相談する際に、合わせて献血を行う旨も話しておくと、それに見合った処方をしてくれます。
まとめ
ボランディア精神として善意の献血が、迷惑になってしまう可能性もあるので、貢献する側も責任と知識を持つことが重要です。献血を行う際の注意として、日本赤十字社のHPに注意事項が掲載されているので、事前に一読しておくようにしましょう。
せっかくの献血という素晴らしい思いやりと自分の薄毛の改善を両方遂行する為に、正しい知識を持つことが大切です。