あまり知られていないことだとおもいますが、徳川幕府が終わるまでの武士の時代、歳をとって髷を結えないくらいハゲになったら、隠居して家督を息子へ譲るというのが慣わしだったと考えられています。
ですが、その当時も若い時から薄毛になっていた武士もいたはずです。そのような方たちはどうしていたかというと、つけ毛をすることで髷を結っていました。そしてつけ毛だけでは足りない状態になると、角頭巾と言われる布で隠していたとされています。
また、この時代からカツラも作られていましたが、なんと着用の際には主君へ届け出を出す必要があったとされています。