意外と知らない！髪の基本情報をご紹介！ – 薄毛の育毛・発毛治療に！ 東京AGAおすすめランキング

 

頭皮のケアをしているのだけど薄毛・抜け毛が改善しないという声は多く聞かれます。薄毛の改善には髪の成長が必須といえますが、そのためには髪の基本を知ることが必要です。基本を知り、髪についての理解を深めていきましょう。

 

 

髪の毛は1日平均0.3～0.4mmのスピードで成長していきます。これは1か月で約1cm伸びるペースになります。
髪の伸びる成長スピードは生まれつきある程度決まってきます。しかし、周囲の環境や栄養状態、また季節によっても異なります。年齢でみると一般的に30歳を超えると、新陳代謝が落ちて髪の成長スピードが遅くなるといわれています。
性別による大きな違いはみられませんが、環境による影響は髪の成長にとって大きな違いをもたらします。

 

髪の成長を良くするために必要な4つのこと

①頭皮の状態を清潔に保つ
②栄養を考えた食事を摂取する
③良質な睡眠をとる
④血行を良くする
頭皮のケアによって清潔な状態を保ち血行改善を行い、髪の成長に必要な栄養素を積極的に摂取することで髪の成長スピードを変えていくことができるのです。

 

 

髪は肌(角質層)や爪と同じアミノ酸を主としたタンパク質(80~85%)によって構成されています。それ以外にメラニン(4.5%)・水分(11~13%)・脂質(1~6%)といったものが含まれています。
主成分であるタンパク質の中でも80~90%はケラチン(硫黄を含んだタンパク質の総称)で構成されています。ケラチンは18種類のアミノ酸が結合したタンパク質で皮膚は軟ケラチン、髪や爪は硬ケラチンでできています。ケラチンは他のタンパク質と異なり14~18%のシスチンを含んでいることが特徴です。
シスチンは体内で生成できないメチオニン(必須アミノ酸)という物質から合成されるため、髪をつくるためには食事によってアミノ酸を摂取することが必要となってきます。健康な髪をつくるために食事が重要と言われる所以はこのアミノ酸との関係性にあります。

 

 

髪は3層構造によって成り立っています。

 

①表面層（髪の表面層）

一番外側にある表面層がキューティクル（毛小皮）といわれる部分で保護膜のような役割を担っています。キューティクルはケラチンによって構成され、髪の内部を保護するため5枚ほどのキューティクルが折り重なって配列しています。髪が傷むといわれる現象はこの表面層が剥がれケラチンが流出した状態になるため、髪がパサつく原因になります。

 

②コルテックス（髪の中間層）

真ん中にある層はコルテックス（皮質）といわれ、髪内部の85～95％を占める組織で髪のしなやかさや強さを生み出す元になります。「マクロフィプリル」と「間充物質」からなるコルテックス細胞（皮質細胞）と髪の色を決めるメラニンからできています。

 

③メデュラ（髪の深層）

一番内側にある層がメデュラ（髄質）といわれ、髪の中心部を形成する組織になります。メデュラは太毛には存在しますが細毛には存在しない場合もあります。

 

 

・パーマで髪が傷む理由

パーマは髪の3つの結合（水素結合・イオン結合・ケラチン結合）を一旦切り離し再度繋げることで状態を変化させるものです。
使用される1剤にはチオグリコール酸とL-システインが含まれ還元反応によってケラチン結合を破壊します。2剤（臭素酸ナトリウム・臭素酸カリウム・過酸化水素）による酸化反応によって切断されたケラチン結合を再結合させていきますが、この工程によって抜け毛・切れ毛を多く生み髪を傷める原因となります。

 

・カラーリングで髪が傷む理由

カラーリングも髪の色素を破壊し新しい色素を入れ込みます。コルテックス層にあるメラニンまで浸透させるため1剤の還元反応によってキューティクル層のケラチンを破壊させてしまいます。
また、カラーリング剤には頭皮を溶かす成分が含まれるため抜け毛の原因となります。両方とも頭皮を薬剤によってアルカリ性にすることで髪を傷める原因を産み出してしまうのです。

 

毎日自然と伸びているように感じる髪ですが様々な要因が長に影響していることがわかりました。
ケラチンを生成する必須アミノ酸は体内で重要な部分から消費されるため髪への配分は後回しになってしまいます。必要量だけでは髪の成長に繋がりません。髪の成長を促すためにはただ栄養をとるだけではなく、積極的に髪のことを考えた食事（ミネラル・タンパク質）が重要です。そして成長を促す睡眠をとることが必要です。さらに生成したケラチンが破壊されないために周囲の環境を整えていくのかも考えていく必要があります。
「生成を促し、破壊を止める」これが髪の成長を促すために大切です。髪の基本を知り、髪の成長にやるべきこと・やってはいけないことがわかった今、自分の生活環境をもう一度省みてはいかがでしょうか。